I House (sasiki)


 敷地は本島南部、国道331号線から少し入ったところにあり、佐敷町の海と山を望む、静かな住宅地

 
にある。東と南側に道路が面した 角地で、道路との高低差が1mの敷地である。
 
住み手は那覇市に住む母親と娘の2人。 当初の施主の希望は、老後のため平屋とし、屋 根 には勾配をつ
 
け、大きなクローゼットのある家にしたいということであった。 それから、私はAのプランを仕上げた、
 
これは建物をシン プルにしスケールを抑えることで敷地をより大きく感じることができ、かつ、敷地曲面
 
との対比をより強調し奥行きのある、生活環境を形 成できることを期待したものである。また、ある程度
 
余裕のある庭にシンボルとなる木やコンクリート塊を配置することで、人の意識を 敷地全体に導くこと
 
できる。間取りは女性の2人暮らしということで、キッチンを中心とし放射線状に各部屋を配置した、こ
 
れは良い意味、家を込み入った形にすることで老後の孤独をさけることをねらった。立面の形状としては
 
平面のシンプルさを生かすことで、子供が描くようなかわいらしい家を造りだすことができるのではない
 
かと考えた。しかし、その後、施主から希望の追加がありBのプランで実施するということになった
 
 その後の希望は、リビングと和室を一つとして利用でき、南側の道路に面することとし、中庭を設け、
 
キッチンを対面式とし、トイレを2つにしたいというものであった。
 
のプランは、Aのプランの和室を移動し、残ったスペースを中庭とすることで開けたものとなり、キ ッ
 
チンの対面式は浴室と洗面室を移動させることで解決した、トイレの設置位置はポーチから直接リビン グ
 
と和室に視線がいかないように壁としての役割も与えた。また、道路と敷地の高低差を利用して最小の 擁
 
壁とベランダの下に農具等の収納スペースを確保することができた。結果として、当初のプランよりも、
 
より、この家族に似て合う家になったのではないだろうか。
 

              模型A(東面)

 

模型C(モノクロ南西面)



棟上配筋状況


棟上配筋状況

 

棟上コンクリート打設 A

棟上コンクリート打設 B

 

 

 

 

 

棟上配筋状況

 

棟上配筋状況

 

塗装終了状況

※平成14年8月8日

屋根スラブコンクリート打設
を行った。

建設工事の皆様お疲れさまです。

 

 

 

システムキッチン(松下電工)

シーメイド Fタイプ採用 色:グリーン

 
   
 
 
   


建築概要

 
敷 地:沖縄県島尻郡佐敷町
 
主用途:一戸建ての住宅
 
敷地面積:279.87u
 
建築面積:104.97u
 
延べ面積: 98.15u
 
構造・階数:壁式鉄筋コンクリート造・地上1階
 

基 礎:布基礎

 
高 さ:最高高4.5m、軒高3.7m
 
施工者:(有)國真住建、(有)システムエンジニア沖縄、(有)春水工業
 
施工期間:2002年5月〜2002年12月(予定)

back next
technical modern Office
900-0022 JAPAN
phone. : 098-831-6339
Fax  :098-831-6348
1-5-36 Higawa Nahaha-city Okinawa
Nakayasu Mannsyonn 2-B

1級建築士事務所登録 第171-1670号
設計監理1級建築士 第239257号 仲 村 

2004-05-14





Copyright (C) 2002 Technical Modan Corporation. All Rights Reserved.